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ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がんワクチン

みなさんはヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン
の接種はお済みですか?
費用が高いからまだ、という方も多いのではないでしょうか。

実は上記の3ワクチンは公費負担される可能性がでてきました。
今年度の補正予算に組み込まれるようです。

しかしながら、可決・施行の時期は未定です。
接種には自己負担が大きいので、公費になるまで待とうと思われる
お母さんもいらっしゃるでしょう。
そのお気持ちはよく分かります。

もし上記の3ワクチンが公費になれば多くのお子さんが接種でき、
子宮頸がんや後遺症が残る可能性がある髄膜炎はぐっと減らすことができます。

一方で公費化に伴い、懸念されることもあります。
そのひとつが髄膜炎の発症です。
ヒブワクチンで予防できる髄膜炎は、1歳未満のお子さんがかかりやすい病気であるため、
公費を待っている間に発症してしまった・・・という事態がないとは言い切れません。
また公費になった場合、全国で接種希望者が一気に増えるでしょう。
その場合、ワクチン不足が発生するのではないかという懸念もあります。

いずれにせよ1日も早く公費になり多くのお子さんが接種できる日が訪れるのを
切に願っているわだ先生でした。